
【モビショー2025】どうなるセンチュリー!? レクサスLS!?
【VIPスタイル編集部・特別版】
センチュリーはブランドに、レクサスLSはセダンじゃなくなる???
東京モーターショーを引き継ぎ、2023年からスタートしたジャパン・モビリティ・ショー(モビショー)。2025年10月31日~11月9日の間、東京ビッグサイトで開催中。経験上、前半は確実に混雑。さすがに少し経った平日なら大丈夫だろうと予想していたのだが……。人気ブース、例えばセンチュリーはブースに入るまで45分待ち。まさか、ここまで盛り上がっているとは。
今回のモビショーで、最も驚かされたのは「センチュリーがブランドになる」ということだろう。これを機に位置付けは高い順から、センチュリー >>> レクサス >>> GR >>> トヨタ >>> ダイハツとなる。今後、センチュリーはTop of Top、One of Oneとして、ハイエンドにチャレンジする最高位のブランドに。
センチュリーを独立させる理由について、トヨタの豊田会長は「これまでセンチュリーの居場所がはっきりしていなかった」と説明。確かに、トヨタがあり、その上位ブランドがレクサス。だが、最高峰のセンチュリーはトヨタの中にあって、立ち位置が微妙だった。今回の大改革によって、それが整理され、センチュリーは完全に唯一無二の存在となった。


センチュリー クーペ
クーペが加わり、ボディタイプが3種類となったセンチュリー。フォーマルなセダン、ビジネスカジュアルなSUV。そして、色気のあるクーペはドレスを着てパーティー会場に向かう、そんなシーンが似合うクルマを目指したそうだ。
ボディカラーは緋色(ひいろ)。日本の伝統色で、鳳凰をイメージ。エンブレムには江戸彫金、シート生地には西陣織など、随所に日本の伝統・文化を取り入れている。

クーペではあるが、あくまでもショーファーカー。運転席側は前後2席、助手席側は1席で、こんな斬新な3人乗り仕様は見たことがない。助手席側は前後に広大なスペースを確保し、フルリクライニングも可能。そして、助手席側は前後両開きのスライドドアとなっている。
クーペという性質上、平日はショーファーカーでも、休日はドライバーズカーとして楽しんで欲しいという思いもあり、FUN TO DRIVEにも、とことんこだわっていくという。ここ数年、日本の新車を見ても驚くことは少なかったが、このセンチュリー クーペにはワクワクしかない。



ジャパンモビリティショー2025に登場したセンチュリー セダンのスポーティモデル「センチュリー GRMN」。市販化を視野に入れて作られたモデルだと言われている。もし、本当に市販化された場合は、これまでのセンチュリーにはなかった「スポーツモデル」の誕生となる。



LS コンセプト
一方、レクサスの動きに関しては、セダンオーナーにとっては悲報といえる。6輪のクルマ。これは「LS」のコンセプトモデルだ。
「LS」はレクサスのフラッグシップ。「L」はLUXURY(ラグジュアリー)、「S」はセダン(セダン)を意味している。それだけに今回の変貌は想像を遥かに超えていた。これを機に「LS」のSはセダンではなく、SPACE(スペース)を意味するそうだ。セダンファンからすると、なってこったである。
JAPAN MOBILITY SHOW
「Japan Mobility Show」は、自動車産業の枠を超え、IT・通信・エレクトロニクス産業など多くの産業を巻き込み「豊かで夢のあるモビリティ社会の構築」を目指すイベント。本年は「モビリティ関連部門」も新設され、過去最多となる合計500社以上の企業・団体が参加した。


































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