
純正では物足りない!クラウンセダンに”本気”のブレーキを履かすその意味
【ROZELオリジナルブレーキキット発売】
現行クラウンを止める“紫の異端”。オートサロン受賞車が履くカーボンブレーキローターの正体
Tokyo Auto Salon 2025で注目を集めたROZEL CROWNSEDAN COMPLETE。外観にばかり話題が集中しがちだが、実はその足元に装着されていたもう一つの見所こそが、新ホイールFEARLESSの奥にひっそりと佇むパープルキャリパーと巨大なブレーキローターだ。
自社ブランド「ROZEL」の名を冠したこのブレーキシステムは、フロント8Podキャリパーに380mmローターを採用。ラグジュアリーセダンとしては異例とも言えるスペックを持つこのブレーキは、ショーカー用の装飾ではなく製品化を視野に入れて開発された性能重視のパーツである。

【大型セダンに実は必要な制動力】
ベース車両はトヨタ現行クラウンセダンAZSH32。TNGAプラットフォームを採用したこのモデルは、スポーティな走行性能も持つラグジュアリーセダンだ。
しかしハイブリッドシステムを含めた車重は約2トン。決して軽い車ではない。
重量級のセダンを確実に止めるためには、ブレーキ性能の向上は非常に効果的なチューニングと言える。そこで採択されたのが、このROZELブレーキキットだった。
【フロント8Podキャリパー】
このブレーキの最大の特徴は、フロントに採用された8Podキャリパー。本体は6066-T6アルミ合金を高圧鍛造で成形し、CNC加工によって仕上げられている。
ピストンには7075鍛造アルミを使用。サイズは36mm/32mm/32mm/28mmの4サイズを組み合わせた構成となり、パッド面圧を均一化することで安定した制動力を発揮する。

※リアは6Pod
【380mm大径ローター】
組み合わされるローターは380mmの大径カーボンセラミック(CMC)ディスク。
厚さはフロント34mm、リア28mmで、ディスクとハットを分離した2ピース構造。
カーボン素材ならではの高い耐久性・耐熱性・放熱性がもたらす熱歪みの抑制、バネ下重量の軽減は、加速性と燃費の向上、繰り返しのブレーキングでも安定したフィーリングを維持する。
【美しい表面処理と高い耐久性】
キャリパーには、
・アルマイト処理
・ナノコーティング
ピストンには、
・ハードアルマイト処理
が施されている。これによりブレーキダストや熱による劣化を抑え、長期使用時の外観と性能の維持に配慮された仕様となっている。

【そして市販化へ】
今回のクラウンはショーカーとして製作された車両だが、このブレーキキットは市販化も視野に入れて開発されたパーツだ。価格は現在調整中。ROZELブランドの新商品として販売が予定されている。
―――大型セダンのカスタムシーンはまだ発展途上。
しかしフロント8Pod、380mmローターというスペックを持つこのブレーキは、新しい選択肢になる可能性を秘めている。
文|アレスマガジン編集部
写真|堀田正樹(本社工場長)
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