【歴史物語】2018年、ロゼルの40LS 460/600h用エアロがデビュー
【歴史物語|ロゼル】
ロゼルの40LS 460/600h前期用エアロ。2018年当時、セダン専門誌はどのように伝えたのか?
2025年、今年の東京オートサロンにて、現行センチュリーでセダン部門 最優秀賞を獲得したアレス。その現行センチュリーが装着していたのは、アレスのオリジナルブランド・ロゼルのエアロパーツだ。そうした流れもあり、今、多くの人たちからロゼルのラインナップに注目が集まっている。
ここで紹介するのはロゼルのレクサス 40LS 460/600h前期用エアロ。デビューしたのは2018年だが、今見てもカッコ良さは群を抜く。今回は特別編として、当時のVIPスタイルの紹介記事を掲載。「デビュー当時、VIP業界でロゼルのレクサスLSはどのように評価されたのか」。これを読めば、その価値の高さが分かることだろう。
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ROZEL
for LEXUS 40LS 460/600h
2018年10月、ロゼルの最新作・40LS 460/600h前期用エアロがデビュー。これまで18・200・210系と3世代のクラウンに加え、18マジェスタに120マークXなど、ベース車として「旬なクルマ」を手掛けてきた同社が、遂にレクサスにも切り込んできた。「40LS前期は今や値頃で、若い方でも手が出しやすいクルマ。これからVIPを始めたいというビギナーにもオススメしたいですね」と代表の上山サン。
とはいえ、40LSが世の中に登場してから10年以上経つ。後期はスピンドルデザインとなってガラリと雰囲気が変わったこともあり、前期はさすがに古さを感じるようになってきた。そんなことも踏まえ開発されたのが、このインパクト大のフロント。スピンドル形状のグリルに、前作の210クラウン系で新開発されたハニカムメッシュの組み合わせ。左右はフォグレスで徐々に落とし込むようにダクトを設け、外側にはアクセントとなる逆L字型のフィンをあしらう。
「従来のデザインのままでは目新しさは出せない。40LS前期をスポーティかつ斬新に、現行と並んでも遜色ないルックスに仕立てるために、今回は“挑戦”してみました」。
一方でリアはそこまでの斬新さは求めないものの、純正フィニッシャーを廃したマフラーレス+ディフューザーの今風スポーティな装い。シンプルながらも、純正にはない存在感を発揮している。「前後ともサイズは小振り。ベタベタに落としても走れます」。
ちなみに、このエアロと同じタイミングで、オリジナルのブレーキキャリパーも発売。エアロと組み合わせて導入を検討してみるのもいいだろう。
40前期とは思えないスポーティ感。ハニカムメッシュのスピンドルグリルとフォグレスのデザインが効いている。グリルの存在感でサイズは大きく見えるが、実際は純正バンパーとほぼ変わらない。
リアバンパーも最大丈は純正と同寸。ただしコーナーや中央にはボリュームをもたせているので、純正バンパーとは印象がまるで異なる。
外側へ向かって徐々に落とし込まれていく形状のサイドダクト。こうした「面の美しさ」もロゼルの自慢点。逆L字のフィンはアール基調で滑らかに。
ロゼル特有の別体風リップは健在。デモカーのように塗り分けるとより効果的だ。今作では尖り部分のアールを若干キツめにしてエッジ感を高めた。
ハニカムメッシュグリルはバンパーと一体式。トップモールは塗り分けても面白そう。エンブレムは純正をそのまま流用できる設計になっている。
フェンダー側の丈はサイドステップの高さに合わせたサイズ。純正はここからキュッとケツ上がりに薄くなるが、ロゼルは程良く厚みを持たせた設計。
中央は丸みを帯びた台形に立ち上げ、縦フィン付きディフューザーをあしらう。よりスポーティに見せたいなら、ここは黒やダーク系の塗り分けを推奨。
リアのコーナーにはカナードっぽくほんのり立ち上げたフラップと、奥行き感のあるダクトを投入。リフレクターはLEDライトに変更することも可能だ。
ROZEL
for LEXUS 40LS 460/600h
PRICE LIST
フロントバンパー 15万5000円+税
リアバンパー 11万8000円+税
上記2点キット 27万円+税
ROZEL(ロゼル)
岐阜県山県市梅原2765-1
tel.0581-32-9991
https://www.rozel-japan.com
※この記事は2018年10月号のVIPスタイルの内容を再構成して掲載しています。
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