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日本最大のアレスだから出会えたオートクチュールの34グロリア
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今や伝説的存在
オートクチュール
34グロリア
The legendary AUTO COUTURE’s 34GLORIA.
フロント19inch
リア20inch
前後異径履き
The wheels are 19inch at the front and 20inch at the rear. This dress-up is also unique.
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今こそ評価したい
グロリアが有する
群を抜く個性
Now is the time to appreciate GLORIA’s uniqueness.
【アレスマガジン 厳選VIPカー紹介】
四半世紀が経過した今でもオートクチュールは多くのクルマ好きに愛される存在
2000年代前半、大人が乗っていても恥ずかしさを感じないエレガントなスタイリングで、一世風靡したのがオートクチュールだった。その当時はヤン車ちっくな仕様が多かったのだが、オートクチュールの出現を機に、徐々にVIP業界全体がシンプル仕様へと舵を切る。歴史を知っているオーナーたちの間では、今でもオートクチュールが話題に上がり、そして、今でもオートクチュールに憧れているという方も少なくない。
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今回紹介するのは、そんなオートクチュールのコンフォートラインのエアロを装備した一台。2002年式のニッサン 34グロリア後期だ。ご存知の通り、この34系を最後に伝統のセドグロは幕を閉じ、その道をフーガに譲ることに。つまり、最後の「グロリア」なわけだ。
そんな34グロリアをオートクチュールはフルバンパータイプのエアロで料理する。純正バンパーはヘッドライトとの統一感を考慮したのか、どことなく角張った四角い感じのデザインだった。オートクチュールは得意としていた「たおやかなアール基調」で造形し、大人っぽくしなやかな雰囲気へとイメージを一新。
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オートクチュールの歴代エアロでは殆ど見かけない、このリップに入れた2連ダクトも珍しいデザインで、さり気なくスポーティ感を注入している。このダクトメイクも大きな注目を集め、ワンオフやDIYで真似をするオーナー車が多かった。
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AUTO COUTURE|フォグランプ
この高級感ある形状のフォグランプもオートクチュールの目印的存在。時代を感じるハロゲンの光が逆にいい。
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AUTO COUTURE|リアバンパー
潔いほどシンプルなリアバンパー。余計なデザインは排除し、面構成のみでカッコ良いと思わせるから凄い。
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リアウイング
ウイングの両端をなだらかに落とし、純正ボディとマッチさせた違和感のないデザイン。サイズ感も◎だ。
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ALESS|マフラーカッター
マフラーカッターはアレスのオリジナル商品。オートクチュールのマフラー開口にピタッと収まっている。
【アレスマガジン 厳選VIPカー紹介】
唯一無二のルックス。今の時代の車にはない個性と存在感が、このグロリアにはある
万人受けするデザインが、イコール、優れたデザインかというとそれは違う。とはいえ、当時のライバルは17クラウンだったが、それに比べるとルックスは圧倒的な個性派で、34グロリアはデビュー当初から好き嫌いが激しく分かれる車輌だった。
しかし、25年が経過した今、改めて34グロリアを見ると、現代のクルマには薄れつつある強烈な個性があり、イベント会場はもちろん、街中でも目を引く存在感を放っている。
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この個体は2002年式なので、後期型。丸目3灯のヘッドライト、ニッサンマーク入りのグリル、LED仕様のテールランプが後期の証だ。ちなみに、メーターと一体式になっているマルチも生きており、前期は5.8インチと7インチの2タイプだったが、後期は7インチに統一されている。
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純正|エンジン
V6 3000ccのターボエンジン。グランツーリスモらしいスポーティな走りも自慢。
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純正|インパネ
ウッドをふんだんにあしらった贅沢な室内。マルチのレイアウトも個性的だ。
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純正|シート
運転席はそれ相応だが、助手席と後部座席のシートはとてもキレイで驚かされた。
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純正|グリル
細かなフィンが織りなすスポーティなグリル。後期型はニッサンマーク入り。
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純正|テールランプ
キラキラっとした輝きが特徴のLEDテールも、後期から装備されるようになった。
【アレスマガジン 厳選VIPカー紹介】
前後異径履き。アレスならマニアックなドレスアップにも出会える確率が高い
フロントは19インチ、リアは20インチ。この前後異径履きというのは今でこそ少なくなったが、一部のオーナーたちが好んでいたドレスアップ技。フロントはハンドルが切れるように考慮し、リアのみ大口径に。特にVIPはリアツラが重要で、そこにこだわるオーナーたちの間で流行った。
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アレスは日本を代表するドレスアップカー専門店。ゆえに、新型・旧型・人気・不人気・定番・脱定番など、あらゆるセダンが集まってくる。だからこそ、こういったマニアックな手法を採用した車輌にも出会えるわけであり、文字通り、アレスだからこそ、見付けることができる一台と言えるだろう。
オートクチュール|マニフィック
オートクチュールはホイールも大人気だった。この7本ディッシュのマニフィックは、セダンに相応しい重厚感を備えている。
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ミルキーホワイト|神風車高調
車高をミリ単位で調整できるフルタップ式車高調を装備。スライドアッパー付きで、キャンバー角の調整も可能となっている。
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日産 グロリア
アルティマ Z グランツーリスモ
支払総額|150万円
●年式|2002年(平成14年)
●走行距離|6.8万㎞
●問い合わせ番号|10179
SPECIFICATION
●エアロ:(F・S・R)オートクチュール ●ホイール:オートクチュール マニフィック(F)19inch(R)20inch ●足まわり:ミルキーホワイト 神風車高調 ●ボディカラー:ホワイトパール ●外装その他:アレス マフラーカッター
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