
土四郎が行く『SEMA Show 2025』(その3)

27歳
イベントレポーターとしてSEMAに来たが、ズレている。

21歳
通訳・現地案内役としてSEMAに来たが、コイツもズレている。


「ホレ、ココが屋外会場やで」

「屋内よりなんつーか、節操が無いな・・・あっちこっちから色んな騒音がウルセーし」

「屋内は企業ブースばっかやからアレでもお上品やねん。こっちは一般参加も多いさかいな、もっとやりたい放題や」

「日本では絶対走れんヤツもおるな」












「それにしても……なんかこのへん臭くないか?」

「自分のワキガやろ」

「失敬な事ぬかすな!」

「ワイ、ちゃんと風呂入ってるで。―――3日前やったかな」

「ヲイ。
いや、そーやなくてなんかこう・・・・・・ゴムが焦げたような・・・」

「ああ、それならこっちや。行くで」

「何だアレ」


「くっさっっっ!」

「Oh――今日も張り切ってはるな」

「なんやココ!!すげーガスってて先が見えんし、絶対カラダに悪そうな匂い充満してるし、さっきから頭に何かパラパラ降ってきてるんですけど!」

「それ、タイヤの破片やで」



「つまりこの煙と匂いって・・・」

「ほれ、そこのアリーナでタイヤ燃やしながらスピンかましとる連中の」

「アフォやろアメリカ人」




「でもまあ実際こーゆートコこそがアメリカやな~と思うわマジで」

「まあ大体シャワーで済ますさかいな」

「ニオイの話は今しとらん」

「まあザックリとやけど、これで会場は一周りした感じやな。ほな帰ろか。もう足がスティックやわ」

「いや待て。肝心なところ行くの忘れとるやんけ」

「何かあったっけか」

「エーエスジャパンのブースだわ。あそこのカネでココに来てんねや。ちゃんと行っとかんと柴木姐さんにシバかれる」

「あー、そやったそやった。慌てんなや自分」

「 ア ン タ や 」
(次回につづく)

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