
土四郎が行く『SEMA Show 2025』

「オッス。俺、土四郎っていいます。
伊立のまるの彼氏ッス。(参考:https://aless-mag.com/2025/01/09/aless-comics/)
なんかよー知らんスけど、のまるの先輩の柴木さんのツテでラスベガスのセマショー?とかいうのに連れてってもらえる事になりました。エーエスジャッパンの経費で。ふとっぱら。
カスタムカーがぎょーさんあるそうなので楽しみッス。カジノで一発千金狙うッス」
【補足】
「SEMA Show」とは、米国自動車用品工業会がアメリカ・ネバダ州のラスベガスで4日間に渡って開催し、毎年7万人以上の来場者が訪れる世界最大級のカーイベント。世界中から最先端技術の粋を結集した膨大な数のカスタムカーや新作アフターパーツが展示されます。あと、ALESSスタッフも決してカジノで遊ぶためにラスベガスに行っているわけではありません。仕事です。


「ここが会場のラスベガスコンベンションセンターっつー所ッス。
でっか。なんか4つくらいのデカいホールと屋外にも広い会場があるみたい。でっか。
「狭小」っていうくらいだからもっと小さい会場かと思ってたわ。一日で全部回れるんかな」
【補足】
土四郎完全にナメくさってますが、セマショーの表記は「狭小」ではなく「Specialty Equipment Market Association Show」の略です。会場のラスベガスコンベンションセンターは、Central、North、West、South(2階建て)の4ホールから成り、その規模は約100万平方メートル。屋外会場も二つあり、常時様々な催し物が行われています。とても一日では回りきれない超規格外のイベントです。


「どっから入ったらいいか判らんほどデカい。
ここは何ホール?周り外人さんばっかで何言っとるか判らんし、このままじゃ遭難する。誰か地図くれ地図。日本語のやつ」
【補足】
会場マップは以下の通りとなります。日本語のなんてありません。
カテゴリ別に分かれており、多くの来場者は最初から目的を絞って観覧するようです。4日間で全会場の全車両を撮影するために奔走しているのは多分ALESSの社長くらいのもんです。



「スゲー車の数。やりたい放題にカスタムされてて元が何かワカランやつもおる。
そういえばエーエスジャパンも車出してるって言ってたけどこのクソ広い会場ではどこにあるのかワカラン。
腹が減ったけど場内のどの飲食店もキャッシュレスオンリーだから何も買えん。誰か助けれ」
【補足】
一体誰がコイツをレポーターに選んだのでしょう。おバカ過ぎて全くもって使い物になりません。
このままではイベントレポとして破綻するので、取り急ぎ通訳・案内役として一人現地の者を派遣いたします。
しばらくお待ちください。

「Hey!そこの虚無フェイスボーイ!ユーアーど素人フロムジャポン??」

「おお。パツキンデカパイガールがなんかゆーてきたぞ。誰だオマエ」

「オンドレ今の時代にそのセクハラワード、ものごっつアウトやでしかし」

「なんでヘンな大阪弁やねん」

「わたし、スージー・トーセヤ・ワーレイいうねん。テキサス生まれやねんけどオトン大阪人やさかい日本語ペラペラやねん。ここの案内したるよってちゃんとついて来いハゲ」

「美人やけど態度悪いなぁ」
(次回につづく)

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