オートサロン2025で話題の「アレス」とは、どんな会社なのか？

フルカスタムした現行センチュリー。しかも、黒と白の2台。黒では王道なスタイルを、白ではスポーティなスタイルを披露。新車価格2000万円超えの国内最高峰の車輌が2台も並んでいるわけで、こんな光景はなかなかお目にかかれないとあって、ショーが始まって早々から続々と人が集まってくる。そして、予想通り、東京オートサロン2025のセダン部門で「最優秀賞」に輝く。間違いなく、アレスは今年の東京オートサロンで主役級の大活躍だった。

一昨年の東京オートサロン2023の時は130マークXでセダン部門「最優秀賞」を受賞。そして、今年の東京オートサロン2025は60センチュリーでセダン部門「最優秀賞」を獲得。これ以上はない結果を残した。ここ最近では「アレスでクルマを買う」という行為が、一種のステータスになっているが、実力からいって当然だろう。

セダン業界、及び、中古車業界では超有名な存在だが、とはいえ、今回の東京オートサロンで「アレス」を初めて知ったという方もいることだろう。そこで、この機会に改めて「アレス」に迫ろうと思う。テーマは「東京オートサロン2025で話題をさらったアレスとはどんな会社なのか？」だ。

大きな括りで言うと、アレスは中古車販売店。しかし、その辺にある中古屋とは全くの別物。アレスが扱っている車輌は「ノーマル」ではなく、カッコ良く「カスタムした車輌」を販売している。そして、その規模は想像以上に大きい。グループで管理している車輌は総勢350台以上で、この台数は国内最大級。アレス岐阜本店はセダンに強く、展示場にはスタッフが一台一台丁寧に仕上げた車輌がズラり。その展示場に一歩足を踏み入れると、イベント会場かと錯覚するほど。セルシオ、クラウン、シーマ、フーガ、レクサス……、ありとあらゆる高級車が並べられている。

アレスは「売る」だけでなく、「買う」にも力を入れている。ここもカスタム好きのオーナーたちに非常に喜ばれている部分。たくさんお金をかけてカッコ良くカスタムした車輌であっても、日本の中古車市場ではカスタム車輌は敬遠され、普通の買取店では評価が低く、納得できる価格で売れないことが多い。しかし、アレスはカスタムカー専門店。ゆえに、各スタッフはオーナーたちのこだわりを熟知。どこよりも高値で査定し、次のオーナーへと橋渡ししてくれるのだ。

アレスが凄いと言われる要因は、他にもある。それが自社工場。「第1整備工場」と「第2整備工場」と「第3板金塗装工場」と「第4板金塗装工場」。4つの工場を自社で完備している。その工場を駆使して、一台一台丁寧にクルマを作り上げていく。

アレスのスタッフたちの「技術力の高さ」や「センスの良さ」は、今回、東京オートサロンで最優秀賞に輝いた現行センチュリーを見れば一目瞭然だろう。エアロパーツの取り付け、ツライチのセッティングは文句のつけようがない。実は、白ボディのセンチュリーはホワイトガラスフレークというアレスのオリジナルカラーでオールペンをしているのだが、その肌艶の美しさも驚異的だ。

毎年、アレスが東京オートサロンに出展している理由は、オリジナルブランド・ロゼルが手掛けたパーツお披露目のためというのもあるが、同時に、中古車販売店・アレスの技術力を見せつけるためでもある。「アレスなら必ず欲しいクルマが見つかる」。「アレスなら安心してクルマが買える」。「アレスならドレスアップ済みの車輌も高値で買ってくれる」。質の面でも、量の面でも、アレスは多くのクルマ好きを満足させている。

現在、本店の「アレス岐阜」では、東京オートサロン2025でセダン部門 最優秀賞を受賞した60センチュリーを特別展示中。東京オートサロンで話題をさらった一台を間近でじっくりと見ることができる。クルマ好き、セダン好きなら絶対に見逃せない車輌。ぜひ、この機会にアレス岐阜に遊びに行ってみてはどうだろう。センチュリーの完成度の高さに驚かさせるのは間違いないが、アレスの展示車輌の数の多さにも、間違いなくビックリさせられることだろう。