若者の感性を揺さぶる130マークX。圧倒的な熱量で向き合った最強エアロ
【ALESS MAGAZINE|注目エアロパーツ】
いま、若いオーナーたちの心を鷲づかみにしている130マークXを詳しく解説!
根強い人気を誇る130マークX。特にカスタム好きの若者たちに大人気の車種だ。思わず惹きつけられる見た目のカッコ良さが一番の要因であることは間違いないが、アフターパーツが豊富で「カスタムがしやすい」というのも人気の要因だろう。
実際に130マークXに乗っているオーナーたちに話を聞くと、「純粋に好きだから乗っている」という人が非常に多い。他の車種にありがちな「見栄」などではなく、単純明快に130マークXに惚れ込んでいるわけだ。
だから、今の若いオーナーたちは、あまりいい風に使われない「ミドルセダン」なんていうフレーズも意に介さない。そんなオーナーたちの様子を見ていると、ちょっと大袈裟かもしれないが、彼らは固定概念を打ち破り、昔そうであったドレスアップの世界の原点に立ち戻ったように思える。
そして、それは「クルマはカッコ良くなきゃ!」がモットーのアレスマガジンの趣味趣向とも非常に近いように感じる。
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独創的なエアロデザイン。一度、虜になったら、もう二度と離れられない
130マークX専用エアロは数多くのメーカーからリリースされているが、その中でも注目すべきは、ROZEL(ロゼル)だろう。
ロゼルとは「上質」を追求する気鋭のメーカー。時代にも流行にも捕らわれず、独自の感性を具現化。そのスタイルに虜になってしまったオーナーは、もう、ロゼルから離れることはできない。
多くのメーカーが短期間で手軽に製作できる「リップタイプ」をリリースする中、ロゼルは手の込んだ「バンパータイプ」を長い時間かけて開発。この時点で、すでに他メーカーと130マークXに対する熱量が違う。
唯一無二のハニカムメッシュグリルを与え、えぐりを効かせたフロントリップや、大きく広げた左右の開口部など、130マークXのポテンシャルに合致したデザインを採用している。
リアウイングも評判がいい。クオーターパネルのギリギリいっぱいまで伸ばし、その両端は角度を変えて下向きに。計算し尽くした厚みと幅でバランスを整え、違和感なくスポーティな雰囲気を纏わせることに成功。このリアウイングだけを見ても、ロゼルが侮れない存在であることが分かるだろう。
フロントバンパー
¥145,000(税抜)
ロゼルのアイデンティティであるハニカムメッシュグリルを採用。別体風に見えるフロントリップは実にスポーティ。その他、各部のラインにはエッジを効かせ、130マークXをよりシャープな雰囲気に。
サイドステップ
¥98,000(税抜)
今回のデモカーは、稀少な「純正メッキガーニッシュ付きサイドステップ」が装備されていたために装着を見送ったが、ロゼルにはご覧の写真の専用サイドステップがあり、程よくボリュームアップできる。
リアバンパー
¥118,000(税抜)
リアもバンパータイプで、数多くの複雑なデザインを見事にバランス良く組み合わせている。特に丸みを帯びたディフューザーに、シャープでエッジの効いた2本のフィンを合わせた造形がカッコイイ。
リアウイング
¥48,000(税抜)
両端を下げたリアウイング。ダウンフォースを稼ぐようなイメージを彷彿とさせ、どの角度から見てもスポーティ。あえて、このウイングだけを装着するというのも◎で、そういったオーナーも多い。
トヨタ マークX
3.5 プレミアム
支払総額|179万円
●年式|2010年(平成22年)
●走行距離|3.0万㎞
●問い合わせ番号|50004
岐阜県山県市の人気ショップ・ALESS(アレス)では、今回紹介したコンプリートカーを購入することが可能だ。ホイールはワークの人気モデル・シュヴァートSC3を装着。タイヤが新品というのも嬉しい。足まわりも新品のフルタップ式車高調が取り付けられており、ミリ単位でローダウンさせることも可能。ちなみに、3眼ヘッドライトとLEDテールランプも社外品で、純正とは全く違うスタイリッシュな雰囲気を演出。
SPECIFICATION
●エアロ:(F・R・W)ロゼル(S)純正メッキガーニッシュ付きサイドステップ ●ボディカラー:純正ブラック(202) ●ホイール:ワーク シュヴァートSC3 19inch(F)8.5J(R)9.5J ●タイヤ:新品4本 ●足まわり:新品フルタップ式車高調 ●外装その他:新品3眼LEDヘッドライト、新品LEDファイバースモークテールランプ、ウインカーミラー、リアプライバシーガラス ●内装:ベージュ革シート、フロントパワーシート&シートヒーター、クルーズコントロール付きウッドコンビハンドル、純正メーカーオプションHDDマルチナビ
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自分がカッコ良いと思えば、それでいい。どこまでも自分主義を貫け!
2019年12月23日、惜しまれつつも生産終了となったマークX。マークXの前身は1968年に登場したマークⅡで、そこから通算して51年にも及ぶ長い長い歴史に幕を下ろした。
130系マークXは前期・中期・後期と、10年にも渡って販売され、その過程では「G’s」や「GR SPORT」の他、「ヴェルティガ」や「+M スーパーチャージャー」といったモデルも発売。極めつけは「GRMN」なるスポーツコンバージョンモデル。当時、国産FRセダン唯一の6速MTの採用はクルマ好きの間で大きな話題となった。
生産が終了しても、ドレスアップ業界では130マークXの人気は衰え知らず。こだわり派たちを中心に、アフターパーツによるカスタムだけでなく、純正部品によるカスタムも盛んに。130マークXは前期・中期・後期の部品入れ替えが各部で可能で、そこに目をつけ、好きな純正部品を移植するわけだ。これは昔のニッサン セドグロの楽しみ方に似ている。
先ほども述べたが、130マークXのオーナーたちには既成概念をものともしない。一般的に言われている「後期が偉い」という、後期至上主義なる考え方も意味をなさない。「自分がカッコ良いと思えば、それでいい」。そんな人に流されない若者たちが好んで130マークXを選んでいる。ロゼルが手掛けた130マークXは、そんなオーナーたちにこそ相応しい。
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